卒業

というわけで、見て泣いた本。
AIRと一緒にしてごめんなさい。
短編が4つ収録されており、そのどれもが死をテーマにした内容となっています。
凄いのは、登場人物一人一人のセリフ。
会話がとてもリアルなんですよね。
現実にいてもおかしくないというよりは、
現実にあった出来事をそのまま書き写したような、そんな感覚なんです。
「良い小説には、登場人物がその時代でまるで生きていたかのように感じる」
とは、ゼミの先輩の言葉ですが、正しくその通りだと思います。
別に、俺が泣いたからといってもお涙頂戴ものの話ではありませんので、
身近な死について少し考えたり、興味があれば是非読んでみて下さい。
色々考えたりした結果、俺は泣いちゃったってだけなんで。