時をかける少女

和義君と忙しい合間を縫って見に行きました。テアトル新宿
営業サボりバンザイ。
それはともかく、今年の映画作品の中でベストなのではないかと。
筒井康隆原作を上手く現代風にアレンジした、ジュブナイル映画です。
もうね、見終わった後に「青空が見たい」と思える良い作品なんですよ。
細田守が監督の作品ということで、面白くないはずがないと思い見に行ったわけですが――
果たして、期待以上のものでした。
作品の内容は少女が突然過去に戻る力を手に入れて*1
色々と頑張るお話。
その頑張る過程の場面一つ一つが、実に無駄が無いんですよ。
これは、見終わってから気付くんですけども。
例えば、タイムリープの使い方はコミカルに使うシーンが多いんですけども、
そのコミカルなシーンが、今作で最も重要な場面の伏線になっていたりとか。
元々、細田守の作品は全ての場面が後々の伏線になっている事が
多々あるわけですが、今回もそのノリは変わらず。
ノリと言っていいのか分かりませんが。
後、主人公の真琴が本当に魅力的。
萌えとか、そういうのじゃなくて魅力的。
等身大の現代っ子って感じです。
後、男友達の千昭と功介。こいつらがまた、良いキャラなんですよ。
三人のやり取りがね、見てて楽しいんですよ。
「ああ、そういえば俺もこんな時代あったよなぁ」的な懐かしさも含みつつ。


色々と語りたい事もあるんですけど、語るほど細かく見てないんですよね。
機会があれば、みた見たいです。
っていうか、DVDさっさと出ろよって感じです。
時間が有るなら毎日見たいし、
見た後に清々しい爽やかな気持ちで映画館を出られる、そんな映画です。

*1:作中ではタイムリープと呼びます